アニータ・ムアジャーニさんの臨死体験
〜来日講演会レポート

ニューヨークタイムズ誌やアマゾンでベストセラーとなった『喜びから人生を生きる!—臨死体験が教えてくれたこと』(ナチュラルスピリット刊)の著者、アニータ・ムアジャーニさんの初来日となる講演会(2014年8月30日@中野ZEROホール)へ参加してきました。

アニータ・ムアジャーニさんは、インドにルーツを持つ香港在住の著者・講演家です。彼女は2002年にリンパ腫の癌を発症し、2006年に臨死体験を経て大いなる愛とひとつであるスピリットの真実を思い出したことで、わずか数週間で癌が完治した経験を、世界中の人々へ伝える活動をなさっています。

末期がんで臓器の活動が停止した昏睡状態の中、圧倒的な「無条件の愛」とひとつになる経験をしたアニータさんは、「自分が癌になったのは、それまでの細かい選択の積み重ねの上だったこと」「その仕組みがわかったからこそ、元の世界に戻ったら、癌は消えてしまうこと」がはっきりとわかったといいます。

臨死体験中には、すでに亡くなっていたお父様や親友の「エッセンス」がやってきて、生前の罪悪感や嫌悪感が完璧なゆるしの中で溶け合うのを感じたそうです。お父様から「まだやることがあるからこちらには来てはいけない」というメッセージを受け取り、「体にいたときは感じたこともない解放感だったので、絶対に戻りたくないと思ったけれど」肉体の世界へ戻ったのだそうです。

また、肉体は昏睡状態にあるにもかかわらず、彼女の危篤を聞きつけてインドから香港へ向かう飛行機に乗っているお兄さんの姿が見えたり、側にいる家族が考えていることや話していることもすべてわかったり、彼女のために遠く離れた場所で祈ってくれている親戚たちのことも見えていたといいます。

さらには、昏睡中の彼女の病室を初めて訪れたはずの医師の名前や、病室の廊下で医師達が彼女について話している内容も彼女には把握できていたのです。それはまるで自分の意識が「あらゆるところに自由自在に存在できる」感覚だったそうです。

目を覚ましてからは、あり得ない症例に戸惑う医者たちに何度も検査をされながら、「どうせ治るのだから検査なんて意味がない」と思うほど、彼女の意識の中で「癌のもとになっていた感情」が消えていることを感じていました。

そして本当に、死に瀕して弱り切っていたはずの彼女の体は数日の間にどんどん回復し、数週間後には癌が完全に消えてしまったのです。

アニータさんが伝えたいことは、「わたしにこんな奇跡が起こったのだからあなたも信じてがんばってください」ということではないと思います。

彼女はただ、実体験から得た「奇跡には理由がある」「誰でも同じロジックで奇跡を再現できる」という真実をできるだけ多くの人に伝えることが喜びだからそうしているのだと感じました。

彼女のお話しのされ方は至ってフラットで、「わたしに特別なことが起こったのです!」というニュアンスは全くなく、「わたしたちみんなで見ている悪夢から抜け出してみませんか?」と決して強引ではないお誘いを受けているような印象でした。

彼女曰く、人生の旅とは“present moment(今ここ)”の積み重ねであり、著書にも書いてあるように、どのような選択も出会いも、壮大なタペストリーの中で完璧に織りなされています。

未来への恐れや不安で「今ここ」を台無しにすることをやめて、

「なぜ今、何のためにこれをしているのか?」
「今日、自分に喜びをもたらすことは何か?」

このように自分に問いかけてみましょうと仰っていました。

また、わたしたちは手の指のように大本ではひとつなのだから、体があってもなくても心でつながっており、表面上の言葉を超えて「思い」は必ず伝わっています。だからこそ、誰かを愛の思いで包むことで“誤解のないコミュニケーション”が生まれるとのことでした。

「神」とは指の一本一本が集まった集合意識(State of Being)であり、分離した肉体を持つわたしたちが作り出す問題とは、「外側で起こること(エゴのドラマ)」と自分を一体化させすぎてしまうところにあるそうです。(この辺りは『奇跡のコース』そのものでしたね)

ドラマを超えて「無条件の愛」を感じるには、自分が肉体を超えて「パワフル」な存在であることを思い出し、自分の価値を再認識することが必要だという彼女のメッセージは、とても力強く胸に響きました。

「Value yourself.(自分の価値をわかってね)」

アニータさんのこの言葉が印象的で、「バリューする=価値を認める」というのは体を動かすことなくできる「在り方の動詞」すなわち「祈り」なのだと感じました。

自分もライフコーチとしてクライアントさんに「ご自分の価値を認められたらいいですね」なんていつも言っているけれど、本物の無条件の愛を完全に思い出した方が発するバイブレーションに触れることで、あらためて“わかったつもり”になっていたことが腑に落ちた感じです。

講演会へ一緒に行ったピアニストの友人と、「やっぱりライヴってすごいねえ」と言い合い、店員さんも料理も素晴らしいレストランで「今ここ」を思い切り楽しんだ夜でした。

講演後の質疑応答で、アニータさんが癌の患者さんのカウンセリングをするときに、症状ではなく「周りに愛してくれる人はいるか?」「仕事は上手くいっているか?」などを確認していくと仰っていたのですが…それってまさしくコーチングだなと思いました。小さなサインが来ているうちに、コーチングですっきりさせておくことを選ぶことも可能です。お気軽にご利用いただける無料のお試しコースをご用意しております。詳細はこちら